菊水電子 ACボルトメータ164D
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菊水電子工業のACボルトメータを入手しました。
真空管電圧計VTVMはあるのですが、整備しないと使えないので
より使いやすい半導体式をヤフオクで落札しました。
電源は入り、メーターは振れるものの、動作未確認のものです。
ネットで調べると、取扱説明書は、メーカーのHPからダウンロード
できました。さすがに菊水電子さんはアフターサービスが良いです。
残念ながら回路図までは添付されていませんが、親切な方が
公開されていましたので、メンテナンスには事足りました。
入力インピーダンス10MΩで、初段アンプは2SK30Aです。
1mVレンジまでありますので、μVオーダーにも使えます。
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先ず、レンジ切替スイッチのランプが点灯していません。
6.3V/0.15Aのパイロットランプでしたので、Amazonで調達しました。
写真左が新品、右側が切れていたPLです。
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レンジを切替えるとメーターがふらふらして、接触不良のようです。
仕方がないので、ロータリースイッチを取り出しました。
やはり、接点が埃や酸化で黒くなっていましたので、無水エタノール
を付けた綿棒で、あらかたの汚れを落とした後に、接点洗浄剤で
クリーニングしました。理想は分解洗浄ですが、ちょっと面倒なので、
洗い流すという感じです。
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回路図を見ていて、入力のカップリングコンデンサが気になりました。
0.022μF/600Vのオイルコンです(写真左側)。LCRテスターで測定すると、
0.027μF/D=0.027@100kHzでした。損失係数が少し大きくなっています。
入力信号ラインですので、フィルムコンに交換しておきます(写真右)。
ちなみに、フィルムコンは0.022μF/D=0.000@100kHzでした。
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もう一つ回路で気になったのが、電源ラインの電解コンデンサです。
電源は+25Vなのですが、電解コンの仕様が25WVになっています。
通常であれば、35WVか50WVくらいのマージンを持たせるのですが、
菊水電さんらしからぬ設計ですね。劣化はしていなかったので、今回は
交換しませんでしたが、ちょっと気持ち悪いところです。
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最後に調整です。調整手順は説明書に記載されています。
1)電源電圧+25Vの調整
2)プリアンプの周波数特性
30mVレンジにて、校正電圧400Hz/30mV、1MHz/30mVで校正
3)入力段分圧器の調整
1Vレンジにて、400Hz/1V、40kHz/1Vで校正
上の写真は、発振器から400Hz/1Vを入力しているところです。
手持ちのDMMは400Hzまでであれば正確なAC電圧を測定できます。
4)モニタ出力の調整
OUTPUT端子には、フルスケールで1Vの電圧が出力されます。
400Hz/1Vの入力で調整しておきます。
2026年10月25日 作成
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