TRIO IF(AM/FM) Genescope Model 5220
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TRIOのラジオ中間周波数トランス(IFT)を調整するための計測器です。
中間周波数とマーカー:
AM=262.5kHz/455KHz、マーカー±10kHz
FM=10.7MHz、マーカー±0.15MHz
残念ながら取扱説明書はありませんが、メーカ(テクシオ・テクノロジー)
より当時のカタログを送っていただきました。
(カタログ)
カタログではアッテネータがトグルスイッチの組み合わせになっていますので、
入手したものはマイナーチェンジで改良したもののようです。
企業向けで受注生産品のため、一般には市販していなかったとのことです。
262.5kHzはアメリカのカーラジオで使われた中間周波数のようです。
電源電圧の切り替えがあり、この計測器もアメリカに輸出していました。
原科さんの「ポータブル・ラジオのページ」に珍しい262.5kHz IFTの写真があります。
上の写真は、真空管ラジオの修復でIFTの調整をしているときに撮影したものです。
極性が反転していますが、中心455kHz、及び±10kHzのところにマーカがあります。
リニアスケールなので、減衰特性は分かりにくいですが、調整にはとても便利です。
(2016年12月入手)

カバーを外したところ。割と余裕を持った配置です。


電源トランスはカットコアで漏洩磁束を防止しています。
電源基板のレイアウトも余裕があります。

高周波回路は、側面のシールドケース内にあります。

RFケースのカバーを外したところ。
電源、制御信号はすべて貫通コンデンサとコイルによるフィルタが入っています。
上段が水晶によるマーカー回路です。

マーカー部。水晶フィルターによるパルスマーカ―方式です。
水晶発振子は東京電波鰍フHC-6/Uタイプです。

使用していると、何となく中心周波数が少し低い方にずれている感じがします。
周波数を確認するためには回路を分析しなければならないため、調査したところ
上図のようなブロックになっていました。
ということは、入力部にSGから信号を入れてやると、X'talと一致した周波数で
パルスが出るはずです。
455kHzバンドで試してみたところ、455kHzは454.2kHzでパルスが出ました。
やはり、低域側にずれていたようです。回路には周波数調整箇所がないので、
このまま使うしかないですね。800Hzのずれなので良しとします。

高周波基板のパターン面です。
2017年8月11日
2026年5月20日 マーカー周波数の確認を追記
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