DAVIS 抵抗計
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骨董市で見つけたものです。ノスタルジックな雰囲気と木のケースが気に入って購入しました。
使いかたも分からないので、分解して回路図を作成しましたが、極簡単な抵抗計になっており、
最大300Ωとなっています。何に使ったのか全く不明です。接地抵抗でも測定するのでしょうか?
DAVIS of DERBYからすると馬にも関係ある??
実機から起こした回路図は、こちらです。
(2007年11月入手)

何とか電池部の蓋を外したところ。

もの凄い電池の腐食です。ここまで酷いものは、久しぶりです。
単2電池が入っていました。

電池を取り去り、裏蓋を外したところ。

上には調整用のボリューム。”42”と書かれてあるコイル状のものは、
42Ωの抵抗になっています。33Ωのソリッド抵抗はエポキシでモールドされています。
右側面の金属バーは、押しボタンスイッチになっており、測定時にONします。

取り外した電池ホルダ。電極のハトメが腐食していますが、国内規格品より小さいので、
そのままでは取り付きません。ハトメ玉をカットして一回り小さくして固定します。
電極の錆は綺麗に落としますが、再メッキまではしません。

ケース側は、電解液により木が燃えたように炭化しています。
ある程度清掃はしますが、やり過ぎると木が薄くなってしまうので、程々にしておきます。

修復した電池ホルダを組み込んだところ。

完成後に、動作確認しているところです。
【使い方】
1.テスト端子をオープンにして、スイッチを押し、目盛りが最大になるように
上部のボリュームを調整します。
2.測定したい抵抗を端子に取り付け、スイッチを押すと抵抗値が直読できます。
3.写真は100Ωの抵抗を測定しているところです。
2008年1月14日

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